2008年GW日本海ツー ④
神岡町に入ったおいら達はあるお店を目指して町中を進みます。
ここ、神岡町は鉱山で有名だった町ですが、閉山後は静かな町になってしまったようです。
そういえば以前バイクで来たときに「駅」に寄ったぞ?って思いながら走っていたのですがとうとうそれらしきものは見つからず。
なんと、2006年11月末に廃線となってしまっていたのだ。
時代の波なんですねぇ・・・。
で、目的のランチは「神岡ラーメン」なるものです。
飛騨地方はなんといっても「高山ラーメン」ですが、高山ラーメンが濃口醤油をベースにしているのに対し、神岡ラーメンは薄口醤油をベースとしています。
イマイチ全国区にならないご当地ラーメンではあるけれど、とても気になっていたラーメンなのです。
そして今回、せっかくなので「神岡ラーメン発祥のお店」に寄ってみることにしました。
銀行の駐車場にバイクを止めさせてもらい、人並み少ない神岡の町を暑苦しい格好した連中がぞろぞろ歩くのはケッタイだったろうなぁ。
で、神岡ラーメン発祥の「三平」に到着したのですが・・・・・・
なんと休業!
残念でした。
ならば、もう一軒、人気店をチェックしてあったのでぞろぞろと移動しました。
よかったー、こちらは開いていました。
「八兵衛」さんです。
メニューはこちら。
シンプルに「ラーメン」600円を注文しました。
出来上がりを待つ間、店内を見回したらこんな貼り紙が。
ほぉ~
5月3日ったら昨日じゃん。
おととい来たら500円だったのかぁ、 って残念な気持ちよりも「うしっ、ネタになった」
って気持ちが強かったおいらっていったい・・・・・
そして運ばれてきた「神岡ラーメン」はこちらです。
クリックスルデカイ
とても透明感のあるスープです。
高山ラーメンに較べてかなりあっさりしていました。
じんわりと旨いです。
ラーメンでなくて「中華そば」って言われる理由も納得です。
暑い中走ってきたおいら達でも美味しく受け入れられる上品な鶏がらスープでした。
そして、麺なんですが・・・・・・・・
乗鞍の湧き水を使って練り上げたとのことですが、かなり軟らかい印象を受けました。
でも、ただ軟らかいってだけじゃなくて、なんか郷愁をそそる食感なのです。
自分が小さい頃食べてたラーメンってこんなんだったなぁって・・・・・
みんなしてラーメンをススル、の図
八兵衛さんの創業は昭和25年とのこと。
当時は牛骨からダシを取ってたらしいけど、現在は鶏がらや豚骨に変わったとのことですが麺は変わらないとしたら・・・・
懐かしくも味わい深い一杯でした。
さてさてさて、軽くお腹を満たした後は、楽しみにしていたスポットの探索です。
神岡町に来たら是非寄ってみたいところがあったのです。
ただ、場所は特定できていなかったので、通りすがりのおっちゃんに雰囲気を説明したところ、すぐ伝わりました。
しかも近くじゃないですか。
取りあえずバイクを置いたところに戻ってバイクで移動しました。
そしてその場所は初夏の緑がとても眩しいくらい萌え広がる渓流沿いにありました。
クリックスルデカイ
めっちゃ、美しいところです。
ぼけーっと、釣竿でも垂らしながらのんびりしたくなりました。
クリックスルデカイ
顔を上げると「神岡城」が望めました。
ちょこっと坂道を駆け上がり、橋のたもとに止めたバイクと六さん、ブルさんを撮ってみました。
んで・・・・・・・
お楽しみのスポットはこちらです。
・・・・・・・・・・・・・
あんだよ、フツーの家じゃんかよ!
(怒っちゃイヤ~ン)
はい、玄関口はこんな感じなんです。
ところが・・・・・・・・
建物の裏には川が流れています。
んでは、裏に回ってみましょう。
ゼヒクリックスルデカイ
とても異様な光景です。
この美しい風景の真横なんですよ。
橋を渡りながら建物に近づいてみました。
たぶん、床の8割はコンクリの支柱に支えられている?
で、その支柱なんですが・・・・・・・・
土台はなんとなく大雑把な感じを受けるし、
めっちゃ気になったのがこの部分です。
川向こうからズームアップしましたともさ。
あぅ・・・・・・・・・
鉄筋が剥き出しになちゃってるんですけど・・・・・・・・・
だっ、大丈夫っすかぁ?
地震がきたらどうなんだろ?
かなりヤバイんじゃ?
おいらには怖くてとても住めそうにありませんが、きっと「慣れ」なんだろうなぁ。
「昔から問題なく住んでいる」っていう。
ちなみに、橋の向こう側から撮った景色はこんな感じです。
クリックスルデカイ
ホント、緑に満ち溢れている町です。
でも・・・・・むむっ?
なんか、家の増築具合が不思議な感じがするど?
もっともっと神岡町の魅力を堪能したい。
したい、したかったけど、そろそろ移動しなきゃなりません。
爽やかな初夏の・・・ってか、くそ暑い中、暑っ苦しい黒~い集合写真です。
盛永は、みんなに「一緒に塩尻に泊まるでしょ?」なんていじられながらも、ここで離脱です。
九州まで気をつけて帰れよ~!
遠くからお疲れ様でしたー!
また夏に島で会おうな!
盛永を送り出したあと、おいら達は高原川に沿った国道471号線を快適に塩尻へと向かいます。
このルートを取ると必ず立ち寄る「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」で軽く休憩です。
ソフトクリームを食べました。
なんだかビミョーに普段食べてるのと違って旨かったです。
しばらく休んで出発しました。
安房峠が近づいてきます。
クリックスルデカイ
安房トンネルでショートカットします。
トンネルの中は非日常の音楽が奏でられます。
トンネルを越え、思いのほか混んでなかった国道158号線を快適に下ります。
でも、だからなおさら眠かったぁ。
「道の駅 風穴の里」までが長かったこと、長かったこと。
思わず、牛乳飲んじゃいました。 ← イミフメイ
最近の牛乳瓶のフタは開けやすいようにポッチが付いているんですね。
でも、なんだか便利はつまらないぞ。
イマドキ、牛乳を瓶で販売する理由のひとつは「郷愁」だと思います。
だったら、そこに「便利」を求めちゃいけません。
あの、わっかの真ん中に針が付いてるやつで蓋を開けなきゃ。
もしくは、爪で端っこから引き剥がすみたいな苦労が必要なのです。
でも、やっぱり牛乳瓶で飲む牛乳はとても美味しいと思います。
きっと、「味の違い」ではなくて、小さい頃経験した「唇にガラス瓶をつけて飲む牛乳」をどこかで美味しい記憶として残ってるんでしょうね。
ちょこっと休憩した後は松本手前から農道に入っていよいよ本日の宿泊地、塩尻に向かいます。
雲、デカッ!
この道路は「サラダ街道」って通称だったかな?
田園が広がる、とっても快適なルートでした。
日も落ちて来ました。
いよいよ、塩尻・・・いやいや、松本の夜を迎えることとなります。
果たして、第3のスペシャルゲストは誰なのか?
乞う・・・・いや、うっかりご期待!
by zl750sp | 2008-05-04 12:20 | バイク