焼津の大衆食堂「ふうみや」
食後はすぐ清水に向かわなければならなかったため、あまり時間はなくて移動しながら決めていた、以前より気になっていた食堂にしました。
ここんとこのマイブームは「大衆食堂」ですしね。
お店は焼津駅前通り商店街にある「ふうみや」という大衆食堂です。
お店の前に立つと店内からは酔っ払いの声が聞こえてきて、ちょっと躊躇しちゃいました。
初めてのお店ってのはけっこう入る勇気がいります。
たけど、えいやっ!とばかりに入りました。
狭い店内には四人掛けのテーブルが5つほどところ狭しと配置されています。
厨房との仕切り?にはたくさんの小物とかが雑然と並んでいました。
店内にはすでに8人ほどの常連らしい年配者が陣取っていました。
半数の人はお酒を飲んでいて、そのうち一人はかなりの泥酔状態でその人の声が外に鳴り響いていたようです。
お店のおばちゃんは慣れたものでタクシーを呼んでいました。きっと日常茶飯事の光景なんでしょうね。
港町、焼津ならではなのかもしれません。
さてさてメニューは魚や肉系の定食に丼はもちろん、食堂らしくハムエッグ、冷や奴、納豆等の単品もあります。
せっかくなのでホワイトボードに書かれた中から選ぶことにしました。
イワシフライ定食にも目移りしたものの、豚テキ定食の魅惑に勝てませんでした。
そしてしばらくして運ばれてきました。
普通な感じです。
がっかりでもなく、びっくりでもなく・・・・・・
そう、でも実はこれが「大衆食堂」の本質なんでしょうね。
家庭で作る料理をお客さんに提供する・・・・・・
特別美味しかったり凝ってたりしてたらそれはもう「大衆」ではないのですから。
なので、豚テキはこんな感じです。
塩胡椒を振って焼いただけのシンプルな味わい。
特別な産地の豚肉でもなく、ソースに凝ってるわけでもなく、気軽に家庭で食べれる豚テキです。
スライスレモンとプチトマトに「外食」の雰囲気が感じ取られました。
特別な料理を食べたければ、「シェフ」のいるお店に行けばいいわけですしね。
普通に美味しくいただけました。
味噌汁は・・・・・・・
具がじゃがいもと豆腐と葱でした。
これまた普通に美味しいです。
でも、じゃがいもの美味しさにちょびっと感動。
じゃがいもの味噌汁って旨かったんですよねー、そういえば。
久し振りに食べました。
昔からの食堂ならではです。
この料理の内容と、高くはないけど安いともいえない料金設定、そして家内工業的なお店の雰囲気・・・・
まさに取り残された感のある「本物の大衆食堂」の王道をいってるかと思います。
最近流行りの「エセ大衆食堂」のチェーン店にはこの味わいは全くないですからね、多少安くて小綺麗だとしても。
あらためて「大衆食堂」の魅力を堪能させていただきました。
これからも「大衆食堂ファン」でいきたいなぁと思います。
ふうみや
焼津市栄町4丁目3-1
054-628-2328
不定休
他、詳細不明
満足度:○○○○●
by zl750sp | 2006-12-27 12:12 | 焼肉系