富士の名物料理「かつ皿」とは? 「食事処 金時」
突然ですが皆さん、「かつ皿」って知っていますか?
もちろん、普通のかつ丼ではありませんし、単にとんかつが皿に乗ってる料理でもありません。
強いて言えば、かつ丼とカツカレーの「イイトコドリ」とでもいうんでしょうか?
富士市にはそんな「かつ皿」という名物料理が昔からあるのです。
しかも一部の店のみに。
おいらが知ってる限りでは【金時】と、金時の息子さんがやっている【するが蕎】、
そして、【きんせいけん】の3軒です。
テレビでも紹介されているわりには知名度がまだまだ薄い気がします。
かつ丼と言えば、
◆もっともポピュラーなのが「卵とじカツ丼」
◆駒ヶ根の「ソースカツ丼」
◆名古屋の「味噌カツ丼」
◆岡山の「デミカツ丼」
◆新潟の「タレかつ丼」
あたりが有名どころでしょうか?
あと、洋風やらトマトソースやら塩やらいろいろマイナーなやつもありますけど。
でも、この「かつ皿」はそのどれにも当てはまりません。
45年以上の歴史があるにもかかわらずです。
その歴史ある、超ローカルな「かつ皿」を食べにヒロ君と行ってきました。
お店は創業80年の老舗、 「食事処 金時」 です。
メニューはたくさんあります。
気になるメニューもありましたが、もちろん今回は「かつ皿」に決めていました。
「かつ皿」単品では900円なんですが、その量を減らして蕎麦を付けた「かつ皿セット」1000円がありましたのでそれを注文しました。
こちらです。
かつ皿(小)と蕎麦、サラダ、漬物がセットになっています。
まずは蕎麦から。
「もりそば」っていうんですか?
おいら、蕎麦のことはよくわかりませんが、ツルッと喉越しよい麺でした。
そしてこちらが「かつ皿」です。
クリックスルデカイ
なんだかよくわからないですよね?
中身はこんな感じになっています。
クリックスルデカイ
ご飯に茹でたキャベツが乗せられ、揚げたてのトンカツがその上に乗っています。
そして仕上げが「かつ皿」ならではで、和風のタレでフワッと玉子をとじた「特製ダレ」が、
たっぷりとかけられているのです。
甘みのあるフワッフワッな玉子のタレと、サクサクに揚がったトンカツが絶妙のコンビネーションとなっています。
クリックスルデカイ
茹でたキャベツがアクセントになっていますね。
そうそう、この「かつ皿」はスプーンでいただきます。
何年振りかにいただきましたが、変わらない美味しさでした。
とってもクリーミー&マイルドなんです。
たとえば、薄皮の玉子焼きで包まれたオムライスが一般的なかつ丼とするならば、
ナイフを入れるとトロォォォ~っと玉子が流れる今風のオムライスのようなものでしょうか?
でも、逆に「昭和レトロ」というか、 「ハイカラ」という言葉が似合う料理なんです。
長い歴史があるからなんでしょうかね?
和風の店内にはジャズが静かに流れていました。
「かつ皿」の生まれた背景を聞いてみたいものです。
富士市の東隣りは「干物」、西隣りは「桜海老」、そして北隣りは「焼きそば」で有名になってます。
南は・・・・・海なんで・・・・・
なので、この「かつ皿」・・・・・・
そろそろ町興しに担う料理になってもいいんじゃないのかな?って思いました。
だってさ、こんなカツ系、他では食べた事ないし、めっちゃ旨いんだもん。
そして金時にはこんな魅力的なサービスもあります。
1000円ってのは安いですよね、蕎麦まで付いて。
つい、寄り道したくなっちゃいますね。
【食事処 金時】
富士市本町7-18
0545-61-0205
11:15~15:00、17:00~20:00
木曜定休
満足度:○○○○○
近所の宝くじ屋さんの番犬。
とっても大人しいです。
可愛いなぁ。
クリックスルデカイ
パピーでは田子の浦ロックバンド「拳骨パンチ」というアマチュアバンドがパピーラストフェスタライブをやっていました。
ギターとベースとドラムだけのシンプルな構成だったけど、3人のレベルがなかなか高くていい音を出していました。
にしてもパピー・・・・・・・ホントに閉店しちゃうんだな。
中学の頃は屋上のゲームやら地下の飲食店やらよく足を運んだものでした。
大人になっては全くといっていいほど行ったことないかも。
シネプレーゴがオープンしてからはちょこっとは行ったけど。
時代の流れなのかな、寂しいけど。
by zl750sp | 2008-05-25 14:10 | その他 和食系